2025年(令和7年)7月16日(水)から7月15日(月・祝)の間、特別企画展「折口信夫の能登・越中」が、高岡市万葉歴史館で開催されます。

国文学者・歌人の折口信夫(1887‐1953)は、高岡市ゆかりの万葉歌人、大伴家持の歌の価値を早く見い出し、強い個性を表現した歌人であると評しました。折口もまた、強い個性をもって万葉集を研究し、独創的な文学理論を次々とうち建てました。「古代」とは折口にとって、現代生活の中で実感されるべきものであり、折口の理論は、読書から得た知識と旅で得た体験とを融合させて得られたものでした。その折口の「父子墓」は、能登・羽咋に静かに立っています。本展では、折口の学問や創作の跡を、弟子の池田弥三郎家に所蔵された資料を中心に展示・紹介します。折口が能登・越中に見い出した「古代」を探す旅に一緒に出かけましょう。

チラシPDFは こちら

特別企画展「折口信夫の能登・越中」
会期 2025年(令和7年)7月16日(水)~9月15日(月・祝)
休館日 毎週火曜日(祝・休日の場合は、翌平日)
開館時間 9:00~18:00 (入館は、17:15まで) 
会場 高岡市万葉歴史館 (高岡市伏木一宮1-11-11) 
入館料 一般 300円、中学生以下 無料、65歳以上 240円、団体(20名以上) 240円
主催 (公財)高岡市民文化振興事業団 高岡市万葉歴史館
協力 池田光璢氏
問合先 (公財)高岡市民文化振興事業団 高岡市万葉歴史館 TEL 0766-44-5511
①【関連講演】「2025高岡万葉セミナー」
日時 2025年(令和7年)9月6日(土) 13:00~16:25  
第1講 テーマ 「折口名彙から見る「万葉びと」の世界像」
講師   多田一臣氏(東京大学名誉教授)
第2講 テーマ 「万葉集と折口信夫ー 巻十七講義録(未公開)に残された折口の見識 ー」
講師   藤原茂樹 万葉歴史館長
受講料 2,000円 (学生 1,000円) ※申込必要 / 定員 120名無料
受講希望の方は、万葉歴史館までお申し込み下さい。
➁【関連イベント】担当学芸員によるギャラリートーク 
日時 ① 2025年(令和7年)7月20日(日) 13:00~ 
② 2025年(令和7年)7月27日(日) 16:10~ 
③ 2025年(令和7年)8月2日(土)   16:10~  所要 30分程度
受講料 無料 ※申込不要 (入館料必要) 
【次回展】特別企画展「小泉八雲と万葉集」
会期 2025年(令和7年)9月18日(水)~12月1日(月)