2025年(令和7年)7月26日(土)~10月5日(日)の間、国史跡指定10周年記念 特別展「高岡古城公園の150年」が、高岡市立博物館にて開催されます。

加賀前田家2代当主・前田利長は、慶長14年(1609年)高岡城を築城し、城下町を開きました。利長の死(1614年)の翌年に城は廃城となりますが、3代利常の城下町から商工業の町へ転換する再興政策により、城の水堀や郭が良好に保存され、高岡城跡は破壊の危機を免れました。明治初期にも城跡払下げの危機がありましたが、現在の高岡市長に相当する職にあった服部嘉十郎(1845~80)ら有志は、落札者たちを説得し、公園指定の請願書を新川県(現・富山県)に提出しました。明治8年(1875年)7月4日、城跡は公園に指定されました。近年では古城公園の城跡としての価値と魅力を高めるため、繁茂した樹木を伐採し、城の遺構を見えやすくする整備が進められています。
令和7年(2025年)は高岡古城公園の創設150年、高岡城跡が国史跡となって10年とそれぞれ節目の年にあたります。本展では、高岡市立博物館収蔵の高岡古城公園関係の絵図・地図を中心に展示・紹介されます。

チラシPDFは こちら

国史跡指定10周年記念 特別展「高岡古城公園の150年」
会期 2025年(令和7年)7月26日(土)~10月5日(日)   
開館時間 9:00~17:00(入館は、16:30まで)
休館日 月曜日(祝日の場合は開館し、翌平日休館)
会場 高岡市立博物館 新館 企画展示室
入館料 無料
【講演会】「近世における古城、明治近代化における高岡公園の開設と地域社会」
日時 9月27日(土) 14:00~15:30 
会場 高岡市立博物館 3階 講堂
演題 「近世における古城、明治近代化における高岡公園の開設と地域社会」
講師 小林 昭裕 氏(専修大学経済学部 教授)
定員 60名(先着順/申込必要)
参加費 500円(親しむ会会員は300円)
受付開始 9月6日(土) 9:00より受付
申込先 高岡市立博物館まで
 電話 TEL 0766-20-1572、FAX 0766-20-1570、メール  info@e-tmm.info  のいずれかの方法で
 住所・氏名・電話番号・親しむ会入会有無をご連絡願います。
【展示説明会】(全3回)
日時 ① 7月26日(土)、② 8月23日(土) 、③ 10月4日(土) 各日 14:00~14:30 
参加費 参加無料、申込不要
主催・問合先 高岡市立博物館 TEL 0766-20-1572
【次回展】企画展 「救い出された資料たち」
会期 2025年(令和7年)11月22日(土)~2026年(令和8年)1月12日(月・祝)