六渡心六(ろくど しんろく)

「古府焼」は、ガラス質を主成分とする釉薬を用いない焼き締め製法で作られています。

その最大の特長は、使えば使うほど、時間が経つほど、使う人なりの時代がついて大変愛着の持てる道具です。酒器であれ、茶器であれ、根付や置物などのマスコットであれ、実際の生活で使われて、持ち主と一緒に成長する工芸品なのです。

茶渋や手の脂などが繰り返し焼き物の表面を撫でていくことで、何とも言えない深い味わいが生まれます。